得意分野w
写真のサスペンションは、
E92M3用SACHS製RS-1のサスペンションです。
車高調整式サスペンションキットとなりますが、
車高調整を調整するのは写真を見て頂くネジの部分ですが、
ネジ部分の全てが調整出来ると思ってしまう方も多いのです。
一般的にはメーカーが推奨する位置から
上下に約20mm程の約40mm幅が調整推奨値です。
ネジの部分の範囲にセットは出来ますが、
低過ぎればゴツゴツ感、高過ぎればフアフア感と
本来のサスペンションの使い易いところから外れ、
場合には内部の損傷となる可能性もあります。
このような状況でも車高をさらに上下させたいとなると、
本来では全長調整機能付きのサスペンションとなります。
全長調整機能とはスプリング部分のとろこで
車高を調整するのではなく、
ショック本体と車輌に取り付ける部分に
車高を調整する機能を備えたサスペンションとなりまして、
車輌によっては構造上製作が出来なかったり、
またコスト面でも機能が増え高額になってしまうなど、
一般的にはスプリング部分の調整を
調整しているタイプがほとんどです。
今回はお客様のご要望で現在ご装着のRS-1で
「更に20mmほど車高を下げたい」
とご依頼を頂きまして機能面でもしっかりとさせるために、
全長式サスペンションの応用で
ケース部分に加工を施し製作を致しました。
写真ではサスペンションの下側部分に
綺麗な所が見えますが、その部分を約20mm加工し、
ショック本体の固定位置を下げて、
サスペンションとして機能するストロークを
確保する加工方法となります。
この加工により上記でご説明を致しました
メーカーの推奨値のスプリングの位置がそのままで、
車高が最初から20mm下がった状態でセット出来ます。
この方法により車高を下げる範囲を更に広くしております。
このような方法で加工するのは
サスペンションの構造や車輌側の構造によっても
加工が可能、不可能がありますが、
車高を低めにセットしたい方などで
調整範囲が下限値(上限値)までになっている方などの、
規定値を超えてしまっている方にはオススメな方法です。
構造が分かっていないと難しいご内容となりますが、
この様な加工方法は得意分野 (^^♪ ですので、
しっかりご説明をさせて頂きますのでお気軽にご相談下さい。