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2017年3月 9日

ブレーキパッドの賞味期限?

20170309BL.JPG

止まるという事の安全性に重要なブレーキパッドですが、

ブレーキパットに賞味期限のようなものがあります (^_^;)

「減っていなければOK」が一般的なお話しで、

車検時にもブレーキを踏んでテストをしますが、

車検時のテストは停車時にブレーキを踏んでいる状態から

タイヤに回転する力を掛けてタイヤが回らなければ合格となるのですが

制動距離などのチェックと言うよりは機能しているか?

だけのチェックになります。

実際にブレーキパッドの賞味期限というのは

定められてはおりませんが劣化などで新品時よりは

制動距離が延びている場合があります。

一般的なご使用で年間10000km走行などで5年前後で

ブレーキパッドの残量が無くなるタイミングで

交換を行っている方々であれば問題ないとですが、

10年近くブレーキパッド交換を行っておらず

残量も沢山残っているからOKとしている方々は

本来の性能から低下している可能性があります。

ブレーキパッドの材質には、

「鉄」「銅」「チタン」「セラミック」など

この他にも色々な材質を使っており

皆さんも聞いたことがある材質などから

鉄や銅に関してはご存知のように錆が発生致します。

通常にご使用している場合にも表面に一時的な錆は発生しますが

走ってしまうことで錆びた部分が削り取られるので問題はないのですが

ほとんど乗らない方の場合は錆が浸透していきますので

ブレーキパッドの材質が変化してしまい効きが低下します。

もちろんご使用条件もあり室内保管での湿気が少なく

錆の発生が抑えられる場所であれば問題ないのですが

青空駐車場や片側だけの屋根などのオープンな感じの

駐車場であれば錆が発生しやすい条件でもあります。

ブレーキパッドの表面を見て判断というのも難しく

はっきりした状態をお伝え出来ない部分ではありますが

消耗具合だけではなくある程度の期間での

ブレーキパッド交換もオススメを致します。

賞味期限とまでは言いにくい部分ですが本来の性能面に関しては

ある程度の期限があることは覚えておいて下さい。


余談ですが (^^♪

レース用のブレーキパッドなどで使用している材質によっては

製造日管理を行い新品でもある程度の時期で処分しているそうです。



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